塾

塾は学校の授業を中心としながら、受験対策を行う場所です。
基本的には現役生しかいませんが、既卒生を受け入れている塾もあります。
ただ近年は塾といっても医学部対策を積極的にしている塾もあります。学校の授業もしっかり勉強しつつ受験対策をしたいのであれば、医学部対策を行っている塾に通うのがおすすめです。定期テスト対策などもできます。予備校と比べると費用が圧倒的に安いのも特徴です。

大手進学予備校

全国に多数の校舎を持つ大手進学予備校は一流の講師による授業を求めて、多くの生徒が入学します。
医学部を目指している場合でも基本的には他の学部を目指している学生と学びます。中には医学部コースを設置している大手予備校もあるようです。しかしその場合選抜制であることが多く、選抜されなければ医学部に特化した授業は受けられません。

志望校に関係なく学力の高い集団の中で勉強したい、有名な一流講師から学びたいという人におすすめです。
また予備校に通いたいけれど費用を抑えたいという人は、大手進学予備校を選ぶといいでしょう。

医学部予備校

医学部予備校は名前の通り、医学部の合格に特化した予備校です。医学部受験合格のために必要な勉強だけを無駄なく行います。国公立コース・私立コースと分かれていることが多いです。医学部予備校は少人数指導や個別指導が多いため、学習管理をしてもらいやすく、自分のペースで学べます。自己管理が苦手な人や、苦手分野を克服したい人におすすめです。また多浪している人も、医学部予備校で何が苦手なのかを理解し、克服する方が効率よく合格を目指せます。

大手進学予備校の場合

大手進学予備校の場合、年間の学費は50〜100万円程度といわれています。これに加えて医学部選抜コースの授業を受けるのであれば、プラスで50〜100万円程度かかることもあるようです。地域差もあり、東京都や大阪府は高い傾向にあります。また大手進学予備校でも集団指導の方が安く、少人数制や個別指導になると費用が高くなる傾向にあります。

医学部予備校の場合

医学部予備校にかかる費用はかなり開きがあります。リーズナブルな医学部予備校であれば300万円前後です。
しかし、中には600〜700万円かかってしまうところもあります。医学部予備校の費用がこれだけ高いのは、志望校に特化したカリキュラムや個別指導や少人数制が中心であること、サポートが手厚いことなどが理由となっています。

寮に入る場合

大手進学予備校でも医学部予備校でも、寮に入る場合はさらに費用がかかります。
これも地域によって大きな差があり、安くても追加で100万円、高ければ300万円ほどが年間でかかるでしょう。
行きたい予備校が遠方にしかない場合は寮も検討することになります。トータルの費用を考えて検討してみてください。

大手進学予備校でも医学部予備校でも、季節講習や直前講習、教材費が含まれているところとそうでないところがあります。その点についてもしっかりと確認しておきましょう。