医学部予備校に通う

まず1つ目の選択肢は医学部予備校に通うことです。医学部予備校は名前の通り、医学部合格を目指す人のための予備校です。医学部受験に特化した内容でカリキュラムが組まれており、志望校対策もできます。
少人数制の予備校が多く、一人ひとりのサポートが手厚いのも特徴です。医学部合格実績が豊富な学校なら、受験対策や入試のデータも豊富に持っています。大阪にあるリニアも毎年多くの生徒が医学部に合格している実績があります。

大手予備校の医学部コースに通う

大手の予備校には医学部コースがあります。大学合格を目指すライバルが多くいる環境で、勉強に集中できるでしょう。ただし、大手予備校の医学部コースは選抜制でクラス分けをしていることも多いです。また志望校対策などはなく、全科目の全分野を学習することが多いので受験に必要のない勉強をしなければならないこともあります。
大手予備校は基礎固めができており、より上のレベルの医学部を目指される方に適しています。学習したことを自力で身につけられないと厳しいです。
例えば、「私立医学部に合格したけれど、どうしても国公立医学部に行きたい」「地方の国公立医学部に合格したけれど、上のレベルの国公立医学部に行きたい」と希望される方に適しています。そのような方は、特待生として大手予備校を掛け持ちしている場合が多いです。

オンライン予備校で学ぶ

最近増えているのがオンライン予備校です。オンライン予備校はいわゆる通信教育で、自宅で講師の授業を受けられます。映像授業のみのオンライン予備校や、リアルタイムで講師とつながるライブタイプのオンライン予備校など、授業形態は様々です。
モチベーションを維持するのが難しかったり、なかなか集中できなかったりという方もいるかもしれません。しかし、自宅でレベルの高い授業が受けられるのは大きなメリットでしょう。

自宅浪人をする

独学で勉強するのも1つの方法です。自分で自分を管理して自宅でもモチベーションを維持しなければならないので、簡単な方法ではないですが、学費はかかりません。
学習意欲があり、効率よく勉強できるのであれば自宅浪人でも合格を目指せないわけではないでしょう。ただ難しい選択肢ではあるので、他の方法を選ぶ浪人生が多いです。

医学部予備校の寮の種類は2つ

医学部予備校の寮は大きく直営寮と提携寮の2つに分類できます。直営寮は、予備校が直接運営している寮のことです。予備校に通う生徒のための寮なので、自習室など勉強に集中できる設備が整っています。予備校の近くにあったり、予備校と一体型となったりしていて、自習室は予備校の施設を使うこともあります。
提携寮とは、予備校近くのマンションなどを借り上げているタイプです。管理しているのは予備校ではないため、何か問題があった場合は医学部予備校が対応するのではなく、管理人が対応することとなります。

寮を選ぶ際のポイント

医学部予備校の寮に通うなら、いくつか押さえておきたいポイントがあります。寮に入ろうと考えている方は参考にしてみてください。

・食事付きかどうか
医学部合格に向けて万全な状態で生活するなら、栄養をしっかり摂ることは欠かせません。勉強に時間を割いて食事が疎かになってしまう人も、食事付きなら安心です。食事のサポートをしてくれる寮母さんがいる寮なら、体調が悪いときなどにもサポートが受けられます。

・家具や家電付きの部屋かどうか
家具や家電が付いていない寮だと生活のために必要なものを揃えなければなりません。またそれを揃える準備も大変です。すぐに勉強に集中できる環境を整えるためには、家具・家電付きの寮を選びましょう。

・医学部受験生限定か
寮に入っている学生が医学部受験を目指している生徒だけかどうかもチェックポイントです。同じ医学部志望の生徒同士なら、お互いに刺激を与え合えたり、勉強の悩みなどを相談したりしやすいです。

・自習室があるか
自室で勉強する方の中には、気分を変えて人の目のある場所で勉強をしたいという方もいるでしょう。寮に自習室があれば予備校が休みの日でもすぐに勉強ができます。自習室での勉強はモチベーションアップにも効果的です。